妻です。
ついにネパール人の友人、キムさんの待つ、チトワンのバラトプルへ向かいます。
前回も書きましたが、インドで少し弱っていた夫の体調がネパールに入ってさらに悪くなり、チトワンまで飛行機で行くことも考えたのですが、空席なし。
タクシーよりはバスの方がいいという夫のクエストもあり、カトマンズに到着してすぐに翌日発のチトワン行きのツーリストバスのチケットを買いました。
もう日が暮れていたので、ツーリストショップではなく、宿泊していたホテルのフロントで予約しました。
値段は1人800ルピー(¥880)(ツーリストデスクで買うよりも100ルピー程高かった)
ポカラ行きのバスとは違い、チトワン行きのバスは少ないようで、ホテルのスタッフが、5件くらい電話をしてやっと席が確保できた感じでした。
チケットをもらって、「明日の朝5:30にフロントに来てね!」と のこと。
交通渋滞を避けるために、早く出発するらしい。
5:30タクシーでホテルからバスターミナルへ
5分ほどで到着
バスターミナルというか、国道沿いにバスが沢山並んでいる感じでした。
バスの近くのスタッフの人に声をかけて、ずらっと並んだバスの中からチトワン行きのバスを見つけて乗車。
エアコンはないけど、席はまずまずのクオリティ。
追加で500ルピー払い、夫は後方座席に横にならせてもらいました。
出発まで少し時間があったので、近くの露店でチャイを購入。
6:00 出発
まわりを見渡すと、乗客の中にツーリスらしい人は私達と欧米人の男性1人のみ。
まわりはみんなローカルの方達。
ネパールバスに乗った人の体験談を読むと、ネパールの悪路について書いている方が多かったのですが、私たちはカンボジア、ラオスで悪路は経験していたし、大丈夫でしょ」と気楽に構えていました。
しかし!!ネパールの悪路はすごかった。
ご覧の通り、道路はほぼ舗装されていません。そして、山道が延々と続きます。
冗談抜きで、座席から転げ落ちそうになる程の激しい揺れが続きます。
揺縦揺れ、横揺れ、回転揺れ、あらゆる種類の揺れに見舞われます。
まさに悪路バティック!
後方座席で横になっている夫を覗き込むと、陸に打ち上げられた魚のように、絶えず体が跳ね続けています。横になれるから楽かなと思ってたけど、バスの揺れは後方の方が激しいようで、余計にしんどそう・・・・。
しばらくして、揺れが治まったと思ったら、次は渋滞。
よく見ると、ずーっとずーっと先まで渋滞が続いています。
全く動かない。
私たちがネパールを訪れたこの時期、このカトマンズ→チトワン間の道路では大規模な道路工事が行われていて、これが渋滞の大きな原因になっているようでした。
この工事が終了したらこの「悪路」も解消されるのでしょうが、この渋滞しんどい!
2時間ほどしてやってきた休憩タイム。
意を決して、清潔には程遠いトイレに入っている最中、トイレの外から激しいクラクションが聞こえてきます。そのクラクションは鳴り止まず、どんどん激しくなっていきます。「もしかして、私へのクラクション!?」
渋滞が酷いから、休憩を流暢にとってる場合じゃないらしく、休憩開始から5分も経たず出発しようとしていたみたいなんです。
猛ダッシュでトイレを済ませ、もう発車しかけているバスへ乗り込みました。
置いて行かれなくて良かった〜!!
その後数回トイレ休憩があったけど、トイレを急かすクラクションがトラウマになって、ずっとバス内で待機してました。
その後も悪路→渋滞の繰り返し。
気温が上がって、エアコン無しのバス内はどんどん暑くなって汗まみれに、だからといって窓を開けると砂埃まみれ(道路が舗装されていないので)
私の後部座席では悪路に酔った若者がリバースしてる。
もう悪夢ですよね。
体調の悪い夫はもっと辛かったことでしょう。
13:00 バラトプル到着
7時間かかって、やっとバラトプルに到着!!
バスから降りると、すでにキムさんが従兄弟さんと一緒に待っていてくれました!!
やっとキムさんに会えた!!
今回のネパールのバス移動、私たちにとってはなかなか厳しいものでした。しかし、聞いた話によれば、雨季(6月頃から9月前半まで)のバスはさらに大変、というか危険らしいです。大雨で土砂崩れが起き、道路が通行不能となりバスが立ち往生したり、事故も多発するそうです。雨季にネパールを旅行される方は、移動手段、バスの場合はルートやバス会社選び気をつけて下さい。
ネパールの雨季の交通事情について詳しくまとめられているページ
明日からはキムさんのお家でのホームステイ生活について書いていきたいと思います。
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