スリランカで空港に泊まってみた。

妻です。

一ヶ月以上滞在したタイに別れを告げ、次に向かったのは「スリランカ」

スリランカは二人とも楽しみにしていた国です。

なぜなら二人ともスリランカカレーが大好きだから!!

ところで皆さん、空港に泊まったことはありますか?

「空港泊」なんだか旅上級者をイメージしてしまうのは私だけでしょうか?

私たちは未経験。

今回の私たちのバンコクからスリランカへのフライトは22時過ぎの到着。

そこからイミグレーションを通過して、お金やSIMの手続きをしていたら空港を出れるのはきっと24時前。初めての国での深夜移動は怖いなぁ・・・・

ということで、今回私たちは、スリランカ到着日のホテルを予約せず、スリランカ空港でこの旅初めての「空港泊」にチャレンジすることに決めました。

23:00 アライバルエリア到着

アウトチケットやEVISAの控えの提示を求められることもなく、思っていたよりすんなりイミグレーションを通過。

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スリランカ空港は24時間空港なので、この時間でも多くのお客さんがいました。

まずはATMでスリランカの現地通貨をゲット。

夫は中国のご婦人にATMの使い方を教えて欲しいと言われて、説明していました。

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続いてSIMをゲット。

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SIMの店は数件あったのですが、なぜだかこの店だけ大繁盛。
気になって、プランを聞いてみると中国への無料通話が含まれたプランが充実していました。それが大繁盛の理由なのね。
スリランカも中国からの旅行者が多いのですね。

 私たちはこの大繁盛店のお隣で10GB・US$10のシムをゲット。

アライバルエリアには食事できる場所などがあまりなかったので、デパーチャーエリアに移動することにしました。

23:30 デパーチャーエリアへ移動

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アライバルエリア側から空港の外へ出ると、深夜にも関わらず沢山の人やタクシーの呼び込みで賑わっていました。

東南アジアの人々とは異なった顔つきや肌の色、サリーを着た女性、私たちのことを物珍しそうな目で見る人々の視線。

「私たち南アジアに来たんだなぁ」と実感しました。

デパーチャーエリアの入り口に到着。

スリランカ空港のセキュリティは厳重で、空港の入り口に常に警察官が待機していて、パスポート・フライトチケット(Eチケット)の提示を求められます、その後すぐに手荷物検査。

こんな厳重な警備の中、航空券も持っていない私たちが空港に入れるのかドキドキでした。

でも、「今到着したところなんだけど、この時間に移動するのが怖いから、空港で朝まで過ごしたい」と伝えると、笑いながら空港に入れてくれました。

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0:00 今夜の滞在場所到着

チェックイン待ちの人が過ごす休憩場所に横になれそうな、良い感じの椅子を発見。

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しかし、スリランカ空港は深夜の出発便が多く、このエリアは0時を過ぎても出発待ちのお客さんで溢れていて、横になれる雰囲気ではありません。

そんな中でも床に寝袋を広げて眠っている強者もいましたが、私達にはそんな勇気はなく、ひたすら座ってお客さんが少なくなるのを待ちました。

そんな時は人間観察に限ります。

「ヒッピー風の欧米人」

荷物は小さなバックとギターだけ。突然そのギターを弾きだし、気持ちよさそうに歌っています。なんであんなに少ない荷物で旅ができるんだろう。他の荷物を極限まで減らしても、ギターは持ってるんだな。彼こそ究極のミニマリストだなぁ、かっこいいなぁ。

「お坊さんを伴った、100人を超える団体旅行者」

その名も「ルーツツアーズ」(みんなのカバンがお揃いで、そのカバンに書いてありました)

スリランカのルーツに向かうってこと?スリランカ人のルーツってどこなんだろう。

気になって調べてみると

スリランカの民族シンハラ人は北インドから、タミル人は南インドから移住してきたと言われているみたい。ということは、みんなでインドに向かうのかな?

こんな感じで人間観察と妄想を続けていたら、少しずつお客さんが減ってきました・

 2:00 ようやく就寝

寝る前に、荷物をしっかりロック。

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 やっと眠れるー

おやすみなさい。

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4:00 起床

あれ、2時間で起床?

そうです、空港のセキュリティの方に起こされました。

寝ぼけながら周囲を見渡すと私たち以外に誰もいません。あれ?

どうやらその日は早朝便のフライトがなかったのか、デパーチャーエリア全て閑散としています。そんな中で寝てる人いたら怪しいよね。

セキュリティの人に「何時のフライト?」と質問され、昨日の夜の便で到着して、明るくなったら空港から出ることを伝えました。

再び就寝するも、別のセキュリティスタッフに起こされ再び同じ質問。

結局熟睡できないまま、朝がきました。

7:00 空港出発 ぼったくられる

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スリランカの中心都市コロンボよりも空港に近いニゴンボという町のホテルへ向かいます。

空港からはネットの情報ではニゴンボ行きのバスがあるという話だったのですが、どこを探しても、誰に聞いてもそのバスが見つかりません。

寝不足で疲れ切っていた私たち。

もういいかぁ、タクシーで向かおう。

最初に勧誘してきたタクシー

「ホテルまで2,250ルピー(1,700円)ね。」

2000ルピーでいけると聞いてたので高い気もするけど、値切り交渉する元気もないし、まぁいいか。

と乗り込みました。

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 ホテルに到着。

運転手「4,500ルピー(3,400円)ね」

え?ちょっと待って。

聞いてた値段の倍だけど。

「二人分だからこの値段だよ」

オーマイガー!

20分くらいしか乗ってないよ。

4,500ルピー払ったらコロンボまで行ってもおつりが来るよ!

後日調べると、流しのタクシーよりも高いと言われている空港タクシーでも昼間なら空港からニゴンボまで1,800ルピー(もちろん二人料金で)らしい。

私たち完全にボッタクラレタ・・・・

初めての空港泊で初日のホテル1泊分が節約できたのに、これでパァだ。

疲れてなかったら、もっと情報収集してたら、ぼったくられずに済んだのにな・・・

これ以降ぼったくられない為の授業料だと思おう!

と夫と言い合い、ホテルにチェックインしたのでした。

この旅初めての空港泊はちょっと苦い結末となってしまいましたが、空港泊自体はなかなか良い経験になりました。

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