夫です。
台湾旅の最後は台湾北部のノスタルジックな山里『十分』を訪れることにした。十分を舞台にした映画『恋恋風塵』で描かれた古き良き台湾に魅せられて、是非ともこの目で見てみたかったから。
十分へは台北から電車で90分、僕らの宿がある羅東からだと2時間ちょっとかかる。なんだ時間効率悪いな、4日間もいたんだから台北にいる間に行っとけよって話だが、台湾の最後に行きたかったんだからしょうがない。だいたいなんだ効率って。効率効率、ノルマノルマ、そんなのが嫌だから仕事やめて旅してるんだよ、こっちは。気にくわないなら他あたってくれってんだ。
そんなこんなで2時間の電車旅が始まったわけだけど、まずは宜蘭線で羅東から瑞芳まで。
この宜蘭線が大当たり!羅東から行った俺勝利!路線図見て海沿い走るから、海見れたらいいなーと思ってたけど、まさかの海から五メートルですよ。
台北からだとこれは見れない。
まあ妻はこれを見ず寝てたけど。かわいそうに。
瑞芳駅で平渓線に乗り換え。
この平渓線がまた楽しみだった。映画でも印象的に使われてた。風情ある。
が、実際は
まさかのイラスト入り車両。思ってたのと違う、やめてー。
おまけにすごい数の乗客で満員。
うそでしょ?そんなに人気あるの『恋恋風塵』?それとも他の駅で降りるのかなー?
と思ってたら、ほぼ全員十分で降りるっていう。
ガンガン観光地やん、十分。
線路の両側は全て観光客用のお店。
電車が1時間に1本なので電車が行った後は線路の上に入っていいみたいで、みんな恋恋風塵ごっこしてる。
って、そんなわけはなく、みんなランタンを上げてる。ランタン屋さんが20〜30軒ある。願いを書いて飛ばす。
みんなこれをやりに来てるんだな。電車が満員になるのも納得。いいじゃん、僕らもやろうと思ったけど、「夜の方が綺麗じゃない?」と妻が言うので、それもそうだ、夜を待とうってことで、日が暮れるまでの間、近くに「十分瀑布」という滝があるらしいからそれ見に行こう。
近くって言っても歩いて20分、タクシー5分。
当然僕らは歩きますが、
途中かなりの階段を登ったり、
吊り橋を渡ったり、
結構ハードな道のりを経て、たどり着いた十分瀑布。
迫力あって、見に来て良かったよ。
十分瀑布を満喫し、駅に帰って来ると、暮れかけていていい感じ。今思えばこの五時ごろが個人的にはランタン上げのベストタイムかと思う。ランタンの灯が見えて、街の様子も見える。
このランタン、一色だと150元、四色だと200元。願いを描くのに思いのほか時間がかかって、僕らが飛ばす頃にはすっかり暗くなっていた。
いざ発射!
あがれー!あがれー!
天までのぼれー!
というわけで十分は映画の中の十分とは随分変わっていたけど、台湾最後の日をたっぷり楽しめた。カップルや家族、友達とワイワイ過ごせる、シャッターチャンスの多い観光地だと思う。
コメント