妻です。
夜の到着&長時間移動で疲れていたので、ルアンパバーン初日は晩御飯を食べてホテルに直帰し、すぐに就寝。
翌朝元気に目覚めて、「朝市」に行くことにしました。
もともと、活気があって、その国の食事情を知れる朝市に行くのが好きなのですが、今回はさらに、夫婦揃って好きな村上春樹さんが著書「ラオスにいったい何があるというんですか?」の中で朝市について語っていて、その内容に興味をそそられたので、行きました。場所はメイン通りからメコン川に行く細道にあります。
ルアンパバーンの朝市
早朝6時過ぎから沢山の店がところ狭しと並んでいて、お客さんも沢山。
朝から活気にあふれていました。
台湾の羅東の朝市を思い出しました。
朝市で売られているものはどれも新鮮です。
束になって積んである新鮮な香草・野菜・果物・スパイス・お米
新鮮なお肉も売っています
とっても印象に残っているのが、メコン川で獲れた魚を売っている魚屋さん
村上春樹さんも著書の中でこのメコン川の魚について触れていました。
でも朝になって、川沿いにある大きな朝市(京都でいえば錦小路、地元の人で賑わっている)をぶらぶら歩いて、店頭に並べられているっ新鮮な魚の姿を目にした時には、思わず息を飲んでしまった。そして「ええ、こんな魚を僕はこれまで食べていたのか!」と軽いショックに襲われることになった。メコン川で獲れたばかりのそれらの魚の外見は、僕らが普段日本の魚屋で見ているものとは、まったくかけ離れていたからだ。グロテスクというのは言い過ぎだろうが、正直に申し上げて、「思わず食欲をそそられる」というような姿かたちではない。まったくない。しかしそう姿さえ目にしなければ、味自体はまことに美味だ。この朝市にはそういう「見たいような見たくないような」という類の奥深い、ワイルドな食材がところ狭しと並んでいる。
村上春樹著 「ラオスにいったい何があるというんですか?」より
私たちも同じように、昨夜メコンフィシュを食べていたので「うわぁーこんな魚を食べたのか私たち」という気持ちになりました。それぐらい、朝市に並んでいたメコンフィッシュは印象的で迫力がありました。
メコンフィッシュ以外にも、村上春樹さんが語っていた「ワイルドな食材」
幼虫などの食用のむし類、ネズミ、コウモリなど、日本では見れないものが売っていました。ただただ驚きながらそれらの「食材」を眺めていました。
そしてこんなものも売られていました。
二羽ずつ小さなカゴに入れられたスズメ。
このすずめ、食用として売られている訳ではありません。
この雀を買って、放してあげると願い事が叶ったり、邪気払いができるそうです。
不思議な文化ですね。
これを見てから、街中で雀を見かけるたびに「遠くへ逃げないと捕まえられちゃうよ!!」と心の中で叫んでました。
朝市では食べものだけでなく、ラオスの伝統的な布や小物も少し売られていました。
網を作りながら売っていたおばあちゃん。
笑顔がとってもキュートでした。
ルアンパバーンの朝市はとってもローカル向けな市場でした。
もちろん観光客の人もいるのですが、メインのお客さんはローカルの人。
売られているものも、ローカルの人向けのものばかりでした。
そんなローカル感あふれる朝市、見ているだけでもとっても楽しかったです。
粥・カオソーイ(麺)など朝ごはんが食べれる店もあるので、朝から足を運んでみてください!!
ルアンパバーンのナイトマーケット
毎日、メイン通りで行われています。
ラオスの伝統的な柄の布や小物お土産品が延々と並んでいます。
私達が今まで訪れたアジアのナイトマーケットとは少し違い、
商品が洗練されていて統一された美しさが感じられます。
シーパンドンのコーン島でお隣さんだったドイツ人の女性が話していたのですが「ラオスはゆっくり買い物が出来るから好きなの。私が商品を見てても、お店の人は笑顔で見てるだけ、無理に商品を売りつけてきたりしないの。本当にいい国だと思うわ」と話していました。
確かにそうなんです。
お店の人は晩御飯を食べたり、テレビを見たり、おしゃべりをしたり、ゆる〜い感じで店番をしている人が多く、商品を積極的に売ろうとあまりして来ないので、ゆっくり買い物ができます。
私達はバックパッカーで、しかも帰国はだいぶ先。ナイトマーケットへ行っても、悲しいことに買い物ができません。
なので、最近は
「次ラオスに来た時はどんな物を買って帰る?」という妄想ショッピングをしながらお店を見て回ることにしています。
世界一周を終えて帰国したら、アジアで見つけた買いたいものを巡る、買付旅行をしたいなぁ。
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