ラオス・シーパンドンからルアンパバーンへ陸路32時間の大移動!

妻です。

チルアウトな島シーパンドンの「コーン島」にずっといたかったのですが、

ラオスでのビザなし滞在の期間は15日。

ラオスで行きたかったもう1つの目的地、世界遺産の街「ルアンパバーン」を目指しコーン島から移動することにしました。

シーパンドンからルアンパバーンへの移動手段は、(コーン島からボートでナカサンへ出た後)

バスと飛行機を使う方法と、オールバスの方法とがあります。

金額と時間は

バスと飛行機:¥20,000/1人 ・4時間

オールバス:¥5300/1人・32時間

私たちはバスを選びました!

飛行機を使うより8倍時間がかかりますが、約1/4の値段です!!

ルートはこんな感じ

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なんと979キロ!!

東京→札幌(直線距離)よりさらに遠い!!

不安になった私達はバスチケットを買ったお店で、スケジュールや乗り継ぎの方法を確認しました。

その時聞いた予定ケジュールと実際のスケージュールを並べたものです。

予定実際
コーン島出発10:3010:45
ナカサン到着11:0011:40
ナカサン出発12:0012:00
パクセー到着14:0014:30
パクセー出発19:0020:45
ビエンチャン到着6:006:30
ビエンチャン出発8:008:30
ルアンパバーン到着17:3018:30

 海外のバスは2時間、3時間遅れて到着するのは当たり前なので、今回は時間に関しては、ほぼスケジュール通りの運航でした。

ではコーン島からルアンパバーン、総移動距離979㎞、32時間のバス旅に出発です!

10:45 コーン島出発

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コーン島に来た時同様、小さな船で移動します。

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さよならコーン島!!

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11:40 ナカサン到着

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歩いてバス乗り場を探します。

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12:00ナカサン出発

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ミニバンに乗ってパクセーまで移動します。前回は14人でしたが今回はこのミニバンに9人で乗ったので、ぎゅーぎゅーではなく、ゆったり乗れました。

14:30パクセー到着

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本来だったらパクセーの街中の適当な場所で降ろされて、そこから自力でバスターミナルへ行くのですが、一緒にミニバンに乗っていたフランス人のカップルが運転手に

「バスターミナルまで連れてって!」とお願いしてくれて、私たちもそれに便乗させてもらいました。

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バスチケットを見せて、座席を確保してもらいます。

私たちの乗るバスは16時にこのターミナルに入るということだったので、それまでの時間、荷物を預かってもらいました。

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さて、バスの出発時間20:45まで6時間もあります。
何をして過ごそうか。
お腹が空いていたので、まずは遅めの昼食を食べに行きました。

バスターイミナルから歩いて5分くらいの場所にマーケットがありました。

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ご飯はマーケットの近くのローカル食堂で、牛肉と米粉麺のヌードル¥200を食べました。美味しかった!!

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16:00再びバスターミナルへ

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バスに荷物を搬入すべく、再びバスターミナルへ戻りました。

私たちが乗るバスは無事到着していました。

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プーさんバスに無事荷物を搬入し、近くのカフェへ

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エアコンの効いたお洒落なカフェへ

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ビールとコーヒーで¥640

翌日のホテルの予約をしたり、調べ物をしたりしてゆっくり過ごしました。

日も暮れてきたので夕食へ。

マーケットを見てみたのですが、日用雑貨がメインで食べ物があまりありません。

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結局、お昼と同じローカルレストランへ。

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 ポーク玉子とビール¥350

バスターミナルへ

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出発前の夜行バスが沢山並んでいました。

乗客も集まっていて、賑やかです。

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バスチケットセンターは夜も営業してました。バス乗車直前にチケットを買っている人も結構いました。

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バスの中で食べるためのスナックを売っている移動販売車。

バスターミナルの向かいの通りにもバス客向けに、スナックやジュース、ビールを売っている店が並んでいました。

20:45 パクセー出発

バスに乗車し、いよいよ出発。

バスが走りだすと、おしぼり、水、豆乳、クーッキーのセットが配られました。

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今回乗ったバスは初めてのスリーピングバス。

すべての座席がベットになっていて、寝ながら移動できます。

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実はこのスリーピングバス、シングルベットくらいの大きさのベッドを2人でシェアするスタイル。私たちは夫婦で一つのベットですが、もし、一人で乗る場合、初対面の人と仲良く同じベッドで一緒に寝ることになります。基本的には同性同士の組み合わせですが、たまに男女混合になることもあるらしいです。めちゃくちゃ気まずいし、怖いですよね。

実際に寝てみるとこんな感じです。

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寝返りはうてません。

縦は、身長155cmの私でギリギリ足が伸ばせるサイズです。

夫は足を曲げて寝てました。

マットレスの上にコクーンシーツ(寝袋状のシーツ)を敷いて寝ました。 

  狭いとはいえ、やはり、ベットに横になって移動できるってすごい楽!

座るタイプのバスだと、リクライニングできても寝るポジショニングが難しくて、首・背中・腰・お尻が痛くなるし、何より足がむくんで辛い。到着地に着いた時にはぐったり・・・というパターンが多いのですが、今回は違いました。

道がとてつもない悪路のためバスの激しい揺れや急ブレーキで時々目が覚めるので熟睡はできませんでしたが、明るくなるまでゆっくり眠れて、疲労感ゼロでした!!

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6:30ビエンチャン サウスバスターミナル到着

大きなバスターミナルに到着。

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美味しそうなパンが売っていました。

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もともと聞いていた話では、到着したバスターミナルからルアンパバーン行きのバスに乗れるということでした。

でも、どの掲示板を見ても「ルアンパバーン」という表示がありません。

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英語対応の窓口に行って尋ねたのですが

「そこで待て、誰かがお前をピックアップしに来る。1時間待て」とのこと。

窓口の職員の人がもうとにかく、びっくりする位無愛想で不親切で、誰が来るのか、どこに来るのか詳しいことを聞いても無視・・・・。

このまま1時間待つのも不安だったので、別の職員の人にも聞いてみると、

「ルアンパバーン行きのバスは、北バスターミナルからしか出てないから、自分でそこまで移動しないといけないよ」と言われました。

誰の言葉を信じていいのか・・・・。

ルアンパバーン行きのバスの出発時刻まであともう1時間を切っています。

焦った私たちは、もうとにかく北ターミナルに向かおうと、パブリックバスに乗り込みました。

7:10ビエンチャン サウスバスターミナル出発

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7:40センターバスステイション到着

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最初に乗ったバスは直行バスではなかったようで、センターバスターミナルで、バスを乗り換えます。

7:50センターバスステイション出発

出発時点で、ルアンパバーン行きのバスの発車時刻の10分前。

「もうルアンパバーン行きのバスに乗るのは無理だな。今日はビエンチャン泊だな。

予約してたホテルキャンセルしないと・・・・。もう私たちは諦めていました」

ここはケチらずにトゥクトゥクで直行した方が良かったと後悔しました。

8:15ノースバスステイション到着

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半ば諦めながら、窓口に向かいます。

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時刻表を確認すると

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あれ!?

8:00以降もルアンパバーン行きのバスあるじゃん!!

NOT VIPのバスになってしまいましたが、8:30発のバスに乗れることになりました!

8:30ビエンチャン出発

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 VIPバスじゃないから、もしかしたらミニバンかな。と心配たのですが、普通の大きいバスでした。

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シートもゆったり。

乗客は少なく、私たち以外全員ローカルの人でした。

途中、トイレ休憩や昼食休憩を挟みつつ、ルアンパバーンを目指します。

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どこでも寝れるタイプじゃない夫は、ずっと窓からの景色を眺めていました。

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どこでも寝れるタイプの私は、ひたすら睡眠。

スリーピングバス状態。

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この山道、今は乾季だから大丈夫ですが、雨季には土砂崩れや倒木でバスが立ち往生することも珍しくないそうです。 

そして、このルートは過去何度か夜間にバスが山賊の襲撃を受けたことがあるそうです。

安全のために、このルートをバス移動する際は、雨季と夜間を避けるのがベストだと思います。

そんなこんなで日が暮れて、夕日を見送った後、

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18:30ルアンパバーン到着

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やっと、やっと到着しました!!

長かったなぁー!!

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トゥクトゥクに乗り換えて予約していたホテルへ移動

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やっとホテルに到着!!

めでたしめでたし。

となるはずが、まさかのオーバーブッキング!!

私達の泊まれる部屋がありません。

そんなぁー!!

結局、このホテルの親戚の人のホテルへ変更になりました。

まぁまぁ良い部屋だったのでここに泊まることにしました。

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近くのローカルレストランで晩御飯。

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2人とも川魚苦手なのに、疲れで頭が回らず、焼き鳥と一緒にメコンフィッシュのグリルをオーダー。

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鱗もまるまる残ってて、なかなかグロテスクでしたが、スパイシーなソースと一緒になんとか食べきりました!

感想

今回の旅一番の長距離・長時間のバス移動でした。

でも、想像していたよりしんどくなかったな。というのが正直な感想です。

スリーピンバスでゆっくり休めたのが一番大きな要因だと思います。

32時間のバス旅なんて、日本にいた時には想像も出来なかったし、絶対に選ばなかったと思います。環境で人は変わるんですね。

とはいえ、もし体調が悪かったら飛行機を選んでいたと思います。

不調を抱えた体でのバス旅は過酷です。

安全面への不安や体調が心配な方は、飛行機で移動するのが一番だと思います。

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