妻です。
私がインドに行きたかった理由、それは
「ガンジス川で沐浴がしたい!!」
でも・・・
本やブログでガンジス川で沐浴をした方の体験談を読むと、
・沐浴後数週間下痢が止まらなかった
・沐浴後1週間高熱が続いた
・沐浴の後下痢・脱水で入院した
などなど、怖くなってしまうような体験談ばかり。
これでも一応看護師ですし、ラオスの食あたりでダウンした時に海外で体調を壊す怖さを知って、やっぱりやめておいたほうが良いかな。と考えていました。
でも、リシケシに到着して、ガンジス川を眺めてみると
あれ!?
綺麗!!
そうなんです、リシケシはガンジス川の上流なので、水が綺麗なんです。
これならいけるんじゃない!?
ってことで、ガンジス川での沐浴に挑戦することにしました。
そもそも沐浴って?
ヒンドゥー教では、沐浴を行うことで、罪を流し功徳を増すと信じられている。ヒンドゥー教徒の多くは1日の始まりに、寺院の貯水池や川で沐浴を行う。あるいは毎日仕事を終えた後1時間ほど時間をかけて全身を洗いきよめる。
多くの聖地が集積するガンジス川での沐浴の光景は特に有名で、ベナレスがその中心地。
ウィキペディアより
私は早朝の沐浴に挑戦することにしました。
せっかく沐浴するからには、ローカルのインド人の方達と一緒に沐浴したいなと思い、リシケシに到着してすぐの頃に沐浴している人を多数目撃したRam Jhula 橋の近くで沐浴することにしました。
ちなみに、夫は体調が悪かったので沐浴は見学。
沐浴に挑戦
気合を入れて早起きして、6:30にRam Jhula 橋のたもとに到着。
あれ!?
想像以上に人少ない。
もしかして、みんな日の出前とかに沐浴するのかしら?
おばさま達のグループがいるから、おばさま達の沐浴を見学した後に、その方法を真似て沐浴しよう。
あれれ?
いつまでたっても沐浴が始まりません。
もしかして、沐浴しに来た訳ではないのかな?
仕方ない、自己流で沐浴しよう!!
わぉ!!
想像以上に冷たい!!
足元ぬるぬるするー!!
ここまで来たんだ、気合入れてガンジス川に浸かるぞー!!
罪を洗い流すぞー!!
目と口を固く固く閉じて、ちゃぽん!!
ぷはー。
沐浴達成!!
めっちゃ寒い!!とりあえず川から出よう。
がしかし、
「ちょっとあなた、私の沐浴手伝ってちょうだい!」
と川から出る前にマダムから声をかけられ、沐浴のお手伝いをすることに。
入浴介助ならぬ、沐浴介助です。
「潜るから、しっかり手を握っててね」
「次は私の番ねー」
一人目のマダムの沐浴が終わると、次のマダムが手を差し出してこられました。
「次は私よ」
結局、4名のマダムの沐浴介助をさせていただきました。
その後、
「あなたももう一回沐浴しなさい」とマダムに沐浴指導を受け
「しっかり潜りなさい」と頭を押され
ばっちりガンジス川の水を飲んでしまいました。
「よく頑張ったわね」と最後にマダムの熱いハグとキスを頂戴しました。
沐浴が終わると、寒さに震えながら着替え
あったかいチャイを頂きました。
沐浴の感想
沐浴ってインドの方にとってとっても神聖なもので、無言で真顔で真剣に黙々と行うものだと思ってました。でも私が今回経験した沐浴はみんなできゃあきゃあ言いながら、手を握り合って助け合って、終始笑顔に満ちた楽しい沐浴でした。
きっといろんなスタイルの沐浴があるんでしょうね。
マダム達のおかげで忘れられない、素敵な沐浴体験になりました。
ちなみに、沐浴後体調を崩すことはありませんでした(川の水飲んじゃったのにね)
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