夫です。
香港クリスマスを満喫した我々はマカオ空港から台湾高雄空港へ。
なぜ有名な台北でなく高雄かというと、特に理由はなく航空券が安かったから。高雄2泊、台南1泊、台中1泊、と大きな街を拠点に北上して行き、台北で年越しするというのが唯一の予定。
で、高雄についた翌朝、何もすること決めてないことに気づく。僕は旅先では散歩が1番好きだけど、僕らが泊まったところは中央公園駅の近くでかなり都会。近くにでかいデパートがある。
この辺散歩してもなー、ということでどっか行こうってなって、すぐ行ける島があるよと妻が言うので、やっぱりアイランドが1番!決定!ビーチでビール!
前置きが長いけど、旗津島ツアースタート。
まずは地下鉄で終点西子湾駅まで行く。
10分歩いてフェリー乗り場。
10分間隔で船がでてるので直ぐ乗れる。12元。
バイクは乗ってきた人達はそのままバイクにまたがったまま。
なぜバイクから降りないかというと、5分ぐらいで島に着くから。
ついたところは、あまり景色の代わり映えしないさびれた港町。アイランド感はゼロだ。
レンタサイクル1h200元。
散歩好きなので歩いて海岸まで行く。
途中に物産センターや海鮮の食べられるお店がたくさんある。
高雄は港町だから台北に勝るところは海鮮ということでかなり海鮮を推してくる。
商店街を抜けると海にでる。
やったービーチだー。
どよ〜ん。
空も海も砂浜も一面、鉛色である。ビーチ感ゼロだ。
僕は中学の時習った、魯迅の『故郷』という小説を思い出した。何年か振りに里帰りした主人公が、すっかりさびれてしまった故郷を見て寂寥感にさいなまれる話だ。
そう、僕の今の気持ちは寂寥感だ。季節が夏なら、天候が晴れなら、いささか違ったかも知れない。しかし、ここが僕がビールを飲まずに立ち去った初めてのビーチとなったのだった。
と、沈みかけた気持ちをアゲるべく、帰りに海鮮屋さんでタコを唐揚げにしてもらった。
めちゃうまくて復活!!
船に乗って宿に帰ったよ。
コメント